バランスシートの9つの分析指標 -------------------------------------------------------------------------------- @ 手元流動性  バランスシートの分析で私は手元流動性を最も重視します。  手元流動性というのは、すぐに支払いに充てられる現金・預金が月商の何ヶ月分あるかということです。  営業サイクルで説明しましたが、このサイクルでよどみがありますと、現金・預金が不足してしまいます。  不良在庫を抱えていないか、売上債権の回収は予定通りか注意を払い、現金・預金の残高を維持しなければなりません。 ◆手元流動性の健全な範囲 だいたい月商の1ヶ月ないしは1.5ヶ月程度あれば良いなどといわれています。 (出典『バランスシートの基本が分かる本』石島洋一著 パル出版P.70) 1.5ヶ月できれば2ヶ月が理想 (出典『バランスシートのことが面白いほどわかる本』池山正一著 中経出版P.201)  会社の信用度を見るのにも、とても重要な指標で、見かけは利益を出していても手元流動性が低い場合は売上債権回転期間や在庫回転期間を注意深く観察する必要があります。 ◆手元流動性は兵糧にたとえられます。  例えば9億円の現金・預金があっても、年商360億円、月商30億円の会社であれば、実に9日分のキャッシュしかありません。 A 売上債権回転期間  売上債権はツケで売ってこれから集金する債権で、受取手形(代金を法定の手形証書で回収したもの)と、売掛金(ツケで売ってこれからもらうお金)が該当します。  今、仮に年商12億円(月商1億円)の会社で売上債権の残高が2億円のA社と4億円のB社を考えてみましょう。 A社の売上債権は月商の2ヶ月分でほぼ正常の範囲です。 TKCの経営指標では59日が正常(全産業) 製造業の中小企業の回転率(年7.1回)365/7.1=51日とありますから、2ヶ月が正常な範囲でしょう。 (出典『バランスシートの見方が面白いほどわかる本』平野健著 中経出版P.77)  B社は売上債権月商の4ヶ月分ですから、私の意見では2億円多いとみなければなりません。  回収が本当に遅いのか、不良債権があるのか分かりませんが、このような場合、金融機関は売掛金や受取手形の顔ぶれを見ます。  すると、2〜3年あるいはもっと以前から回収されていないものが必ずといっていいほど見つかります。これは、不良債権です。  このように不良債権が多いと必然的に借入金が多くなります。なぜでしょうか? ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃※┃メールマガジン解除について ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃このメールはメルマガに登録された方のメールアドレスにお送りしています。 ┃このメルマガに覚えの無い方は当ホームページへアクセスして頂き、 ┃メールマガジンの解除をお願いします。 ┃トップページから解除が可能です→ http://www.muranokaikei.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃---------------------------------------------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃立川税理士法人 村野会計事務所 ┃税理士 村野俊輔 社会保険労務士 鷲見淳 ┃〒190-0023 東京都立川市柴崎町2-4-9村野ビル2F ┃TEL 042-522-8950 FAX 042-522-8951 ┃---------------------------------------------------------------------- ┃ホームページ:http://www.muranokaikei.com/ ┃メールアドレス:muranokaikei@pop06.odn.ne.jp ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━