◆会社にお金を貸しているリスク ほとんどの社長さんは、会社に社長個人の資金を貸しています。 銀行借入をしている場合でも、会社の運転資金を、個人の現金をつぎこんで調達しているのです。 【バランスシート】 http://www.muranokaikei.com/images/20090415-1.gif この状態で相続が起きますと、この社長からの借入金が相続財産となります。金額が数百万円であれば影響は小さいのですが、数千万、億という会社への貸付金があると相続税は相当になることもあります。せっかく会社のためにお金を貸したのに、そのせいで相続税が増えてしまうことになります。その対策には2つの方法があります。1つは、債権放棄です。 ◆繰越欠損金があれば債権放棄 青色申告をしている会社で繰越欠損金があれば、社長の貸付金の一部を棒引きして帳消しにするのも一つの方法です。会社側からみれば、借金を免れるので「債務免除益」が計上され利益が増えるのですが、繰越欠損金があれば相殺できます。 例えば、A社は、利益が300万円あり、社長の借入金を2,000万円棒引きしてもらい、結果として利益が2,300万円になりましたが、繰越欠損金が4,000万円あったので、相殺されて税務上の所得は0となり、法人税は0となりました。  なお、繰越欠損金は申告書のトップページの別表1(1)の27欄「翌期へ繰越す欠損金」で確認するとよいでしょう。 ◆DESの活用 もう一つの方法は、DES(デス)といいます。DESは、Debt(借金)とEquity(資本)のSwap(交換)のことで、社長の借入金を出資して資本とすることです。社長からの借入金で、赤字をまかなっている場合、債務超過となっていることが多いのです。 DESは、財務改善の手法として債務超過を解消するために有効な方法ですが、相続対策としても有用です。 資本はその本質は株式ですから、社長から妻へ、社長から子へと引き継ぐことが可能です。社長からの借入金のままでは、事業承継ができません。 さらに、株式であれば、評価額が変動します。業績により、又は、節税対策により評価額が下がったときに贈与すればよいのです。 ◆DESは増資登記を伴う  DESは、増資ですから登記をしなければなりません。けれども、債務放棄と違って利益を生む取引ではないので、繰越欠損金がそのまま維持できるというメリットがあります。 ◆増資は少数株主に注意 DESにより増資することは「ミッキーマウスの風船を膨らます」ことに例えられます。風船が膨れれば、耳も膨らんでいくわけですが、少数株主はこの耳にあたります。 つまり少数株主の株式の価値が、社長の増資に伴って増価するわけですので贈与税の110万円の基礎控除内におさまるよう注意する必要があります。 【少数株主イメージ】 http://www.muranokaikei.com/images/20090415-2.gif ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃※┃メールマガジン解除について ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃このメールはメルマガに登録された方のメールアドレスにお送りしています。 ┃このメルマガに覚えの無い方は当ホームページへアクセスして頂き、 ┃メールマガジンの解除をお願いします。 ┃トップページから解除が可能です→ http://www.muranokaikei.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃---------------------------------------------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃立川税理士法人 村野会計事務所 ┃税理士 村野俊輔 社会保険労務士 鷲見淳 ┃〒190-0023 東京都立川市柴崎町2-4-9村野ビル2F ┃TEL 042-522-8950 FAX 042-522-8951 ┃---------------------------------------------------------------------- ┃ホームページ:http://www.muranokaikei.com/ ┃メールアドレス:muranokaikei@pop06.odn.ne.jp ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━